7回もかけて所得税の確定申告を紹介してきました。
年末調整済みの会社員でも確定申告が必要であることを身に染みて感じました。
今回は、7回のまとめとe-Taxでの提出、住民税の申告について紹介します。
年末調整済み会社員が行った所得税の確定申告
全7回をサクッとまとめておきます。
年末調整済みデータの入力
確定申告を行うためには年末調整済みのデータの入力から始めます。
確定申告作成コーナーの分かりにくさに慣れるステップです。
寄付金控除(ふるさと納税)
表示される還付金の少なさに驚かずに進めましょう。
株の配当控除
株の売買で損失がでているかを調べ、配当控除を申告するか判断しましょう。
また、申告した場合は「住民税は申告不要」とするのも忘れずに。今回の最後に紹介します。
外国税額控除
申告方法の難解さに惑わされないこと、それだけです。
雑所得
所得が出た時は義務と割り切って申告しましょう。
仮想通貨で利益が出る人は特にね。
先物取引に係る雑所得等
FXやオプション取引の損益を申告しましょう。
損が出た時は、3年は繰り越せるので忘れずに。
医療費控除(セルフメディケーション税制)
市販薬も意外と使っているかもしれません、そんな人はセルフメディケーション税制ですね。
最後はe-Taxで提出
各種の申告を入力できたら、最後はe-Taxで提出です。
進めると確定申告書類が確認できます。すると、電子送信と提出省略でOKでした。
さすが e-Taxさん。郵送がないのは非常にありがたいです。
あとは、ポチっと「送信する」ボタンを押せば終わりです。
最後に一応データを保存して終了です。
提出省略できる書類は保管しておく
e-Taxで提出省略できた書類(ふるさと納税やセルフメディケーションの)は、5年間は保存が必要だそうです。
5年で良いらしいけど、どこかで7年と見た気もするので7年保管しておこうと思います。
住民税の申告も忘れず、実はこれが一番面倒くさい
確定申告はe-Taxで送付しましたが、住民税の申告は安定の紙提出です。
住民税も申告する理由は「申告不要の申告」をするためです。詳細は配当控除の記事にて。
【必要な書類】
・住民税申告書
・確定申告の写し(1~4表)
・確定申告の写し(配当控除が分かる部分)
・配当が分かる書類の写し(特定口座年間取引報告書など)
お分かりいただけたかな?
配当が分かる書類の写し… 税務課の人よ、どれだけあると思ってるんだ(;・ω・)
申告書に対して、必要な添付資料が多すぎる!
(2021/02/20 追記)
市の税務課から電話がかかってきて訂正指示されました。
「配当控除の申告不要」ではなく「配当所得の申告不要」が正しい、と。
ハイ、その通りでした…。すみません。
刮目せよ!
封筒に入れて送るときの紙の分厚さを。
ぎゅうぎゅうに詰め込んで、ポストにポイっとしておきました。
まとめ
1.令和2年分の所得税、年末調整済み会社員の確定申告を紹介しました。
2.e-Taxでの確定申告は慣れるまで大変だけど、書類を郵送しなくても良いので一度経験しておくと楽だと思います。
3.ただ、住民税の申告だけは紙提出です。改善を希望します。
コメント