またまたTeamsの情報です。みんな積極的に使っているということですね。
Teams会議を録画できるレコーディング機能はすごく便利ですが、かゆいところに手が届かない部分があります。そんなお話です。
お問い合わせ内容
Teamsでレコーディングしたが、消したいんや。
はよう消して。
すみません、確認します。
(消せなかったんだっけ?)
問い合わせの詳細
Teamsでビデオ会議を行う際に、レコーディングという機能を使って会議を録画することができます。
簡単に録画できるので多くの方が活用しているのですが、録画したファイルを後で消したいという問い合わせがありました。
なぜ消したいかというと、理由は主に以下2点です。
- 重要な会議内容なためダウンロードして持ち出されたくない
- ダウンロードしてほしくない人もダウンロードできてしまう状況になった
1点目は何となくわかると思います。
2点目ですが、1つの会議で参加者を途中で入れ替えるようなやり方をしている場合に問題になったようです。
会議の前半だけは全員が参加し、会議後半は重要な話を精鋭メンバーでこそこそと話すといったやり方です。
精鋭メンバーしか知ってはいけない話が、会議に参加した全員に駄々洩れというわけです。
結論:Microsoft Streamを使っていないと消せない
Teams会議をレコーディングした動画は、Microsoft Streamライセンスを有効にしているユーザとしていないユーザによって保存場所や行える操作が異なります。
Microsoft Streamとは
YouTubeのように動画をアップロードして共有したり、Microsoft 365ユーザ側で色々と活用できるサービスです。
色々できるがゆえに、ユーザにライセンスを適用していない会社が多い(特に日本の会社)のではないでしょうか。
Microsoft Streamを有効にしたユーザのTeams録画ファイル
Microsoft Streamに保存され、システム管理者側で消すことができます。
さらに、レコーディング操作のログなど障害調査に役立つ情報を色々と調べることもできます。
Microsoft Streamを有効にしていないユーザのTeams録画ファイル
Azure Media Servicesに保存され、システム管理者でもここは操作できません。
つまり、「Teams録画ファイルを消してくれ!」という要望にもお応えすることができないのです。20日経過すれば消えますので待ってもらうほかありません。
こんなところにもあった、一種のデジタルタトゥー。
Microsoftコミュニティにも問い合わせ多数
コミュニティにも色々質問が上がってますね。ホットな話題です。
他の人も同じ悩みがあると思うと… (何を言おうとしているかわかるな?)
ほっとします(*´ω`)。
まとめ
1.Microsoft Streamを使っていないと、Teamsの録画ファイルは消せない。
※Microsoft Streamは会社によっては使っていないことがあるので注意
2.Teams録画は、会議参加者なら誰でも後でダウンロードできるということを認識しよう。
※引いた引き金は戻せない。レコーディングは慎重に。
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