Teamsでの通話でボイスメールという機能があるのをご存じでしょうか。
私は詳しく知りませんでした。
そのボイスメールが不審メールと疑われた事例がありましたので紹介します。
お問い合わせ内容
同僚から謎のメールがきたんよ。
voice.mp3という添付ファイルも付いているけど、ウイルスかね?
その方にメールを送られたか確認されましたか?
それが、身に覚えがないらしいねん。
やっぱウイルスかな?
確認いたします。
問い合わせの詳細
突然、同僚から謎のメールが届いたとのことです。
【メールの特徴】
・同僚からのメール
・audio.mp3という添付ファイル付き
・見覚えのない文言
※知り合いはそんなメールは送った記憶なしとのことです
こんな感じだそうです↓
見た感じだと、Teamsのボイスメール機能による留守電のような感じですが、送信者側は身に覚えがないというところが気になります。
※話はそれるが、↑のQAはシンプルで好き。
結論:Teams発信ログあり、気づかず誤発信という事例
Teams通話で
周囲の会話が
ダダ洩れですよ。
結論から言うと、送信者側のTeams通話の誤発信でした。
ログを調査したらTeams通話の発信ログがしっかり残っていました。
そして、受信者側が不在であったため、Teamsの留守電機能により自動的にボイスメールが作成されて送信されたということになります。
【Teamsの留守電機能の仕組み】
1.Teams通話を受信者側が取らずに無視し続けると、
2.自動的にボイスメールの録音モードになり、
3.マイクで音を拾って Outlookメールで送信します。
※audio.mp3と共に本文に文字おこししてメール送信されます
メールの本文に身に覚えのない内容が記録されて相手に届いたのは、周りの会話をマイクが感知してボイスメールにするとともに、自動文字おこしにて作られたということです。
残るホラーな疑問点
ログ上は送信者がTeams通話を発信していました。
しかし、気づかずにTeams通話を発信なんてするものでしょうか?
パソコンから目を離したすきに、第三者がそっとTeams通話をかけたということは考えられないでしょうか。例えば、よろしくない発言を日常的に行っている人(ハラスメントや不正)を晒すため誤発信に見せかけて意図的にコールしたとか。
深読みしすぎですかねぇ・・
まとめ
1.Teams通話にはボイスメール機能というものがあり、留守電を残すことができます。
2.留守電はOutlookメールで audio.mp3と文字おこしされた本文が送信されます。
3.気づかずに発信した場合には、自動文字おこし機能で周囲の音が拾われて身に覚えのない内容が留守電に残りますので注意しましょう。
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