確定申告のその6は、先物取引に関わる雑所得等の申告です。
分かりにくいので具体的に言うと、先物やFXの損益の申告です。
・利益がでたら納税額が発生します。
・損失が出たら還付金こそないですが、損益を3年間繰り越すことができ利益と相殺できます。
こちらも申告は義務なので、利益がでたけど申告しないのは脱税になるのでしっかり対応しましょう。
先物取引に係る雑所得等とは
はい、追証。
無理、強制決済と。
誤解を恐れず言うと、先物取引や外国為替取引(FX)やでの損益の申告です。
詳しくは、国税庁のページでどうぞ↓
私が今回申告するのは、オプション取引での損失とFXでの利益です。
準備するものは年間損益報告書、その他
1.証券会社から報告書
年間損益報告書、年間取引報告書、など名前は微妙に違うこともありを入手しましょう。
≪参考:auカブコム証券の年間損益報告書≫
≪参考:LINE FXの年間取引報告書≫
2.その他かかった経費資料
雑所得として申告するので、経費なども申告できます。あれば集めましょう。
私は今回はありませんが、FXやオプションを学ぶためにセミナー参加などしたら経費に含めておくと良いと思います。
実際にやった内容 確定申告作成コーナーで先物取引に係る雑所得等の入力
1.年末調整済みのデータ+ふるさと納税+配当控除+外国税控除+雑所得申告まで、前回作成しているので読み込みます。
2.「先物取引に係る雑所得等」を選びます。
※分離課税の所得の方にありますので、お見逃しなく。
3.必要項目を入力します。
(1)オプション取引の場合
auカブコム証券のオプション取引の分はそれとなく埋められました。
(2)FX取引の場合
決済の方法に何を記入すればいいのか?? 分かりにくさMAX、FAQでは全く分かりません。
結論として、FXは「差金決済」と書けばOKです。参考にしたサイトは以下です↓
まあ、適当に書いてもきっとよきに計らってもらえるのでしょうが…。
国税庁のFAQには、解決しなかったにポチっと押しておきました。
4.入力完了です。
マイナスだと、0と表示になります。
還付金の額も見ておきましょう。
次へ、次へと進むと還付金の金額が表示されます。
変化なしです。マイナス(利益なし)だったのでこれでOKです。
マイナス分は3年間繰り越せるので、今後3年間は利益がでても収める税金が少なく済むようになりますね。
まとめ
1.先物に係る雑所得は分離課税、マイナスがでても他の所得と損益通算はできません。同じ先物系(FXやオプションの損益)とは損益通算できます。
2.そのため、還付金が増えるということはありません。
3.でも申告しておくと、3年間は同じ先物系と損益通算できるのでやってくと良いと思います。
コメント