私的には2019年度はキャッシュレス元年でした。
どのようにキャッシュレス(主にQRコード決済)が進展してきたか知るため、「60分でわかる」や「最前線」と名の付く本を読んでみました。
実は読んだ時点(2020年4月)で、最前線ではないことに気づいたんですがね…。
本の概要
中国で盛況なキャッシュレス決済事情を元に、キャッシュレスのメリットや歴史が分かりやすく解説されています。キャッシュレスの将来展望についても少しふれてられています。
2019年2月に出版されたこの本は、まだ日本でキャッシュレス決済(PayPayやLINE Payなど)が広く浸透していなかった時代です。
残念ながら、既に最前線ではなくなっていますが、キャッシュレスの歴史を知るには良い本だと思います。
Amazon
読み終えるまでの時間
約50分くらいでした。
「60分でわかる」という表題は間違いありませんでした。
本を書いてから試し読みして、標題に60分という言葉を入れているのかな?
それとも、60分の本を出そうと決めてから、それに合わせて本を書いているのかな?
私は後者だと思います。
なぜなら、「60分でわかる!」というフレーズはよく目に留まり、本を手に取ってもらえる確率が上がると思うので。
感想
変化が激しい内容だけに、内容は古くなっていると思いました。
ただ、歴史を感じる読み物としては興味深く読むことができました。
他の分野勉強している合間に読むのも良いと思います。
特に驚いたところを2点あげるとすると、「中国のキャッシュレス決済額」と「日本でのBank Payという存在」でした。
中国のキャッシュレス決済額はすごい
中国市場はすごいとよく聞いてはいましたが、中国のアリババと私が良く使っているAmazonや楽天との比較した数値など驚くべき内容でした。
正直なところアリババについてはあまり興味がなかったのですが、非常に興味が湧きました。Amazonと比較されることが多いようですが、成長速度や事業戦略などは全く違うようですね。
また調べてみよう。
銀行が提供するキャッシュレス Bank Pay
なんか頭の片隅にあったような、なかったような、そんな「Bank Pay」。
この本が出版された2019年2月頃には、このBank Pay すごく期待されていたみたいです。
1年経過した現在(2020年4月)ですが、Bank Pay、あまり聞きませんね…
サービスは提供しているみたいです。
サービスを打ち出していないので普及していないのか、実は私が知らないだけなのか。
例えば、銀行に安心感を持つシニア層に普及しているとか。
今後の行方が気になるところです。