MicrosoftのシステムとしてSkypeとTeamsという2つのビデオ会議システムが使えます。
私の勤める会社では、SkyepとTeamsの2つを提供していましたが、この度、Skypeのサービスを終了してTeams1本にすることにしました。
短い間だったけどTeamsとSkype混在時の在席状況(プレゼンス)は、結構トラブルの元になっていたので記録しておきます。
Skypeサービス終了
Microsftは「Skype for Business Online」を2021年7月に終了することを開示しています。
2021年まで引き延ばさずに、Skypeから手を引いたのは英断だと私は思います。
なぜなら、在席状況(プレゼンス)がややこしくなるので。
SkypeとTeams混在利用による在席状況(プレゼンス)の混乱
ある日、利用者からこのような問い合わせを受けました。
お問い合わせ内容
予定を確認したい相手の在席状況(プレゼンス)がおかしいぞ。
いるのに不在となるのだが・・
詳しく教えてください。
(これは長くなりそうだ・・)
問い合わせの詳細
わが社では従来、Skypeを利用していて、ある時点からTeamsも利用できるようになった。
その際にTeamsに乗り換える人もいれば、SkypeとTeamsを平行して使う人もいた。
今回の問い合わせは、Skypeを使わなくなった人のプレゼンスが確認できなくなったという問題であった。状況は以下のとおり
自分:TeamsとSkypeを起動している
相手:Teamsだけを起動している
この状況で、自分から相手のプレゼンスが全く確認できなくなった。
原因は謎のままだが、Teamsの謎のオプションで解消
Teamsの設定に「TeamsをOffice用のチャットアプリとして登録する(Officeアプリケーションの再起動が必要)」という、一見するとよくわからないオプションがあります。
これをONにすると、相手がSkypeを起動していなくても相手のプレゼンスが確認できるようになりました。
ちなみに、Teamsは開発が盛んなためこれら設定オプションがいつの間にか増えていたりします。
マイクロソフトサポートも仕様を把握していない
このTeamsオプションの動作について良くわからないので、マイクロソフトに問いあわせたところ、
「自分側がこのオプションを設定しようがしまいが、相手側のプレゼンスを参照する動作に影響しません、気のせいでしょ」的なことを言われました。
実際に影響しているのだから確認してほしい旨を伝えても、「技術情報にはそんなこと書かれていないし、技術情報に書かれていないことは分かりません」的なことを言われました。
確かにTeamsとSkype混在使用に関するプレゼンスは複雑です。しかし技術的に不明なのは気持ち悪いですね。
まとめ
1.SkypeとTeams混在で使っていましたが、ついにSkypeとおさらばします。
2.SkypeとTeams混在環境では、在席状況(プレゼンス)の動きが複雑でトラブルの元となります。
3.Teamsは開発が盛んなためオプションがいつの間にか増えていたりします。
※それが原因で混乱することもあるでしょうが、気にせず最適解を見つけて使うのが良いかも
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