今年から年末調整が電子化されることとなりました。
わが社はシステム系会社なので、紙での申請は認められず、強制的に電子申請です。
電子申請をするためには、年末調整用ソフトをパソコンにインストールして使わなければなりません。
既にこの段階でつまづいたのでまとめておきます。
私はパソコン派なので、スマホではなくパソコンを使って申請する前提の話です。
年末調整控除申告書作成用ソフトウェア
国税庁のホームページから、年末調整控除申告書作成用ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。
ダウンロードして、パソコンにインストールするのですが、癖のあるインストール方法、そして手順に不備があるので今からやる人はご注意ください。
インストール手順に不備あり
こんなの簡単にインストールでき…
なーい! いえーい!
公開されている手通りにインストールを行うといきなりハマりました。
インストーラ実行しても何も起こらない。
インストール用ファイルを右クリックして、PowerShellでインストールする手順です。
しかし、この手順どおり行っても、PowerShell画面が一瞬出て消えるだけで何も起こりません。
何も起こらなかった場合の手順はもちろんなし。FAQも調べたけどなし。
インストールで使うプログラム(certutil.exe)が認識されていない。
あまりにもPowerShellの画面がすぐに閉じるので、PowerShell画面を先に起動させておいてから、そこからインストールプログラムを実行しました。
すると画面は閉じず、ゆっくりと画面を見ることができます。
【エラー内容】
certutil.exe : 用語 ‘certutil.exe’ は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されません。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいことを確認してから、再試行してください。
エラー内容を見ると、インストールで使うプログラム(certutil.exe)が認識されていないようです。
コマンドプロンプトで調べてみると、案の定、パスが通っていません。
これが原因と考え、環境変数を修正して certutil.exe が存在するフォルダのパスを通しておきました。
しかし、パスを通しても残念ながらエラーが解消されませんでした。
相変わらず、PowerShell画面は一瞬で消えます・・
PowerShellを管理者として実行する必要あり。
そういえば、PowerShellを管理者として実行されていないことが原因ではないか?
そう考え、PowerShellを管理者として起動して、その上でインストールプログラムを実行してみました。
するとインストールが成功したではありませんか!
これで何とか年末調整ソフトのインストールは完了です。
結局、原因は何だったのか? ※恐らくcertutil.exeがおかしかった
結論、分かりません。
推測ですが、私のパソコン内のcertutil.exeが上手く動かなくなっていた可能性があると思います。
パスをとおし、且つ、管理者として実行することで certutil.exeが正常に機能するようになったのでインストールが上手くいくようになったのだと自分では結論づけています。
なぜなら、これ以後は、国税庁の手順通りにインストールができるようになったからです。
※一旦ソフトをアンインストールして、環境変数のパスも元に戻して、検証しました。
世の中に同じ不具合でハマった人はいないのか?
Google先生に確認したところ、他の方もインストール手順の不備を指摘されていました。
私と同じ症状ではないようですが、インストール手順に不備ありと不満を述べられていることは分かりました。
おまけ:インストールソフトのフォルダ名に “Test” が含まれている件
今のは本番ではない…テストだ。
国税庁のホームページからダウンロードしたソフトウェアのパッケージを解凍してできたフォルダ…“Test”の文字が含まれています。これは何を意図するものか?
これも推測ですが、ソフト開発の納期が間に合わず、
「急いでテスト、OK! すぐリリースだ!」
「あ、フォルダ名テストのままだった…(まあいっか)。」
という状況だったのでしょうね。
まとめ
1.今年から年末調整が電子化されていて、年末調整ソフトを使います。
2.ソフトのインストール手順は「うまく行く前提」で作られているため、もし私のようにハマったら頑張りましょう。
3.今後はソフトも手順も洗練されて行くはずなので、温かく見守りましょう。
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