確定申告の時期がやってきました。
会社員は基本的に年末調整を行っているため、確定申告を行う必要がありません。
しかし、年末調整で対応していない申告がいくつかあるので確定申告をする必要があります。確定申告する必要がなくても、した方が還付金が戻るものもあるのでめんどくさがらずやりましょう。
こういうややこしい内容は、実際のデータ/操作画面を見るのが一番ですので紹介します。
今回は確定申告の基本、e-Taxを使って年末調整済みのデータを入力するまでです。
e-Taxを使った確定申告
Webページ(確定申告書作成コーナー)から、e-Taxを使った確定申告ができます。
【確定申告書等作成コーナー】-作成コーナートップ (nta.go.jp)
私はもちろん一番手軽な(はず)、マイナンバーカード方式での作成を行います。
≪必要なもの≫
・インターネット環境
・マイナンバーカード
・ICカードリーダ
今回の対象は所得税の申告
今回、私が取り上げるのは所得税の申告です。
私と同じく会社員の方にとって、この所得税の申告が一番お世話になる部分だと思います。
頑張っていきましょう。
年末調整済みの源泉徴収票を準備しよう
年末調整である程度苦労した会社員の皆様は、年末調整済みの源泉徴収票を会社からもらっているはずです。私の会社では12月末にもらえます。
この情報を元に確定申告を作成していきます。
データ(.xml)でもらうこともできるようですが、私の会社ではもらえないようです。
これこそ、マイナポータルなどからダウンロードできるようにすべきだと思いますけどね。税務署さん。
実際にやった内容 年末調整済みデータの入力~保存まで
分かりにくさとの闘い。開戦です。
正直なところ分かりにくいです。一通りやって、「あーそういうことね、完全に理解した」となります。
マイナポータル連携を「いいえ」にして作成開始
最初に「マイナポータルから情報を取得するか?」みたいな選択肢があります。
いきなりここで迷うと思います。
マイナポータルから取得できるデータには「住宅ローン減税のデータ」や「保険会社からのデータ」が入手できますが、それらは年末調整で済んでいるため、ここは「いいえ」を選択して進めます。
参考情報:「マイナポータルと連携する」を選ぶと
このような情報が得られます↓ 年末調整の時に使った情報ですね。
年末調整で使っていなくて、確定申告で必要な情報がここから得られるようになれば活用する機会はあると思います。
申告内容に関する質問を入力する
作成する確定申告書の種類を判別するための質問ですね。
「寄付金控除(ふるさと納税 ※ワンストップ特例なし)」や「配当控除(株の配当)」を申告したいならば、「はい」を選んでおけば間違いないでしょう。私は以下のとおり選択しています。
既にここまででかなり頭を使ったのではないでしょうか?
まだだ、まだ終わらんよ。
給与所得の入力からはじめよう
1.会社員の皆様は、給与所得から入力をします。
【事前にネタばれ】
給与所得の入力を終えた後には他の入力項目、例えば「配偶者控除」「保険控除」なども埋まっているはずです。後で「あー、こういうことね」と気づくはずです。
2.年末調整済みの源泉徴収票の「入力する」を選択しましょう。
3.例にならって、源泉徴収票の内容を1つ1つ入力していきましょう。
4.配偶者控除の内容を入力しましょう。
源泉徴収票の内容で「配偶者控除あり」にしていると、以下のような画面が出てきて「配偶者控除」の入力画面に進みます。
必要情報を入力して進めます。
他にも源泉徴収票の入力画面で、「扶養控除あり」などとしていると、関連する画面に勝手に飛んでくれるようです。
5.給与所得の欄の入力が完成しました。
6.他の項目も埋まっていることを確認しましょう。
「給与所得」という欄から入力を行ったのに、給与所得以外の他の項目もいつのまにか埋まっています。
いわゆるポルナレフ状態です。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
おれは 給与所得を入力していたと思ったら いつのまにか他の項目を入力していた
納付する金額が0円であることを確認しよう
年末調整済みのデータしか入力していないので、納付する金額は±0円のはずです。
次へ、次へと進めて、納付する金額の画面を確認しましょう。
ここまで進めると、だいたい確定申告書作成コーナーの使い方が分かってきたのではないでしょうか?
作成したデータを保存しよう
ここまで入力したデータを無駄にしないように、いったん保存しておきましょう。
画面右下に一時保存ボタンがあります。ちっさいです。
分かりやすい名前で保存しておきましょう。このデータがあれば、確定申告の作成を続きから始められます。
まとめ
1.年末調整済みの会社員の方も確定申告を行うための初めのステップ(確定申告書作成コーナーの使い方)を紹介しました。
2.会社からもらった源泉徴収票のデータを入力するところまでです。
3.今回の入力内容をベースに、年末調整ではカバーしきれない申告を行っていきましょう。
コメント